おはようございます!テマヒマ平岡です!

昨日からIT業界が大騒ぎになっています。

原因は、Webサイトなどで広く使われているプログラミング言語「PHP」の重大な脆弱性。

今回発見された2件は、いずれもかなりの深刻度で、条件によっては外部から認証なしで不正なプログラムを実行されるおそれがあります。

高市総理がXで対応を呼びかけるなど異例の事態に。政府内の連携が取れていることが確認できてとても安心できました。

この状況を受けて、大手企業が相次いでサービスを停止しました。

ですがこれは攻撃されたからではなく、被害を防ぐためにサービスを止める企業が相次いだこと。珍しいケースです。

サーバー、チャットツール、予約アプリ、ネットショップ、ゲーム、各種Webサービスなど、影響は幅広い。

普段なら売上やユーザー体験に悪影響を与えるサービス停止を、あえて選択した。

これは経営判断としても興味深い出来事です。

自社のWebサイトが、どんな技術で動いているか把握していますか?

例えば、

  • 自社サイトにPHPが使われているか

  • 誰がサーバーやシステムを管理しているか

  • ソフトウェアの更新は誰が担当しているか

  • 緊急時に誰が停止や復旧を判断するか

これらにすぐ答えられない企業もあるはず。

制作会社に任せているから安心、というわけではありません。

今回、保守契約の範囲や緊急対応の体制まで確認した方も多いと思います。


すでに対応ずみの企業が多いと思いますが、

  • 今すぐ PHPを利用しているシステムがあるか確認

  • 今すぐ 利用バージョンと修正パッチの適用状況を確認

  • 今すぐ 未対応の場合、アクセス制限や一時停止を含めた対策を検討

  • 今週中 サーバー・CMS・プラグイン等の保守責任者を確認

  • 今後 更新、バックアップ、監視、緊急連絡の体制を整備

「うちはたいそうなシステムとか使ってないし」と感じたとしても、多くの企業がWebサイトに利用しているWordPress、これはphpを利用してます。そのため、今回かなり広い範囲で騒ぎにもなっています。

企業はWebサイトを作るとき、デザインや機能、制作費を重視します。

でも、完成後の維持管理については、意外と関心が薄いことが多いと感じます。

今回のような事態が起きると、日頃の管理体制の違いが表面化しますが、重要なのは、特定の技術を使わないことではありません。

「更新できること」「異常に気づけること」「すぐに対応できること」まで含めてWebサイトを設計すること。

PHPだから危険、静的サイトなら絶対安全、という単純な話にはしない方が良いです。どの言語でも、どのシステムでも、AIによって突破される可能性をはらんでいます。


Webサイトは24時間働く営業担当者、とよく言われる。

でも、その営業担当者が突然止まったら?

あるいは顧客情報が漏れてしまったら?

売上への影響だけではなく、長年積み上げてきた信用まで失いかねません。

Webサイトの安全性は、もはやITの問題ではなく、経営の問題と言えます。

今回の件で最も興味深いのは、「サイトを止めることが、顧客を守るための正しい判断になる場合がある」という点です。

普段、マーケターはサイトの稼働率やCVR、売上を最大化しようとします。

でも今回、多くの企業はあえてサービスを止めました。

つまり、短期的な売上機会よりも、顧客と企業の安全性を優先したわけです。

売上を生むことだけがマーケティングではなく、売上を生み続けられる環境を守ることもマーケティングの大切な仕事だと、今回の件で改めて学びました。

p.s.

テマヒマではすでにWordPressによるサイト制作環境をやめて、別の環境で運営をしていたので、今回のお祭り騒ぎに参加することなくいつも通り寝ることができてよかったです。